全国各地の学校給食会や自治体からのご依頼を受け、料理研究家・栄養士 今別府靖子が講師を務める「米粉を使った学校給食 大量調理講習会」〈講演＋調理実習〉を開催しています。米粉研究歴25年以上の専門知識を活かし、学校給食に米粉メニューを導入するメリット、アレルギー対応・コスト削減・地産地消の効果を、多彩な成功事例とともに分かりやすく解説。実習では、米粉クリームシチューや米粉ドーナツなど人気レシピを大量調理仕様で再現し、参加者自らその調理特性とオペレーションのコツを体感します。平成28年度だけでも東京・福島・岡山・神奈川・宮崎の5会場で延べ200名超が受講し、現場での導入率向上に貢献したことが農水省への最終報告書にまとめられています。

近年、「学校給食 米粉」への関心は、グルテンフリー志向や食料自給率向上の機運と相まって急速に高まっています。しかし、実際に導入を検討する栄養士・調理師の皆さまからは「大量調理で失敗しない配合比が分からない」「仕入れコストや設備投資が不安」といった声も少なくありません。そこで本講習会では、米粉給食の導入課題を解決するチェックリストや、地産地消の食材も取り入れながら低コストの調達モデルを提示。参加者同士が意見交換できるワークショップを通じて、導入前後に生じる課題と改善策を具体的に共有し、すぐに現場で実践できる知識として落とし込みます。